グッドノートを使っていると、データが消えた場合の備えとしてバックアップの設定は非常に重要です。しかし、バックアップ容量が足りない、保存先をどうするか迷っているなどの問題に直面することもあります。
特に、iCloud以外のクラウドサービスを使いたい場合や、自動バックアップの保存先をGoogleドライブなどに変更したい場合、その設定や保存の仕方に悩む方も多いでしょう。
この記事では、グッドノートのバックアップ方法やデータが消えたときの復元方法、バックアップができない場合の解決策について詳しく解説していきます。
- グッドノートのバックアップ設定方法が理解できる
- iCloud以外のクラウドを使ったバックアップ方法がわかる
- バックアップ容量が足りない場合の対処法を学べる
- データが消えたときの復元方法がわかる
グッドノートのバックアップの設定方法
バックアップの設定方法
- 自動バックアップの保存先とiCloudの違い
- グッドノートの自動バックアップ設定方法
- Googleドライブを保存先に設定する方法
- 自動バックアップの保存先を変更する方法
自動バックアップの保存先とiCloudの違い
グッドノートには、データをクラウドに保存する方法が2つあります。それは「自動バックアップ」と「iCloud同期」です。
項目 | 自動バックアップ | iCloud同期 |
---|---|---|
バックアップの目的 | データ復元用のバックアップ作成 | Appleデバイス間のファイル同期 |
デバイス間の同期 | なし | あり |
手動か自動か | 自動(設定後) | 自動 |
ファイルアクセス | 複数デバイスからクラウド経由でアクセス可能 | iCloudを使用するAppleデバイスのみでアクセス可能 |
保存サービス | Googleドライブ、Dropbox、OneDrive | iCloud(Apple) |
バックアップ頻度 | 変更時または定期的に実施 | リアルタイムで同期 |
グッドノート内のデータが壊れた | バックアップが残っていれば復元可能 | 全デバイスでデータが消える |
グッドノート内のデータを消去した | バックアップが残っていれば復元可能 | 全デバイスでデータが消える |
自動バックアップは、DropboxやGoogleドライブなどにノートのコピーを保存し、復元を目的としています。これにより、万が一データが消えた場合でも、簡単に復元できます。
一方、iCloud同期は、デバイス間でリアルタイムにデータを更新し、常に最新状態を維持します。保存は自動ですが、消したデータはすべてのデバイスから削除されます。
グッドノートの自動バックアップ設定方法
グッドノートの自動バックアップは、簡単な手順で設定できます。
まず、アプリ右上の歯車マークをタップし、「設定」メニューを開きます。
メニューから「自動バックアップ」を選びます。
続いて「自動バックアップ」をオンにすると、バックアップの設定メニューが開きます。
クラウドストレージより前に、「ファイルフォーマット」を指定しておきましょう。
選べるファイルフォーマットは3種類です。
PDFファイルはどんなデバイスからでも読み込めます。一方、Goodnotesファイルはグッドノートでしか開けませんが、バックアップから復元したあと、入力した内容を自由に修正できるメリットがあります。
機能 | PDFファイル | GoodNotesファイル |
---|---|---|
編集可能性 | 編集不可 ※追記は可能 | 編集可能 |
検索機能 | 検索可能 | 検索可能 |
閲覧可能デバイス | すべてのデバイスで閲覧可能 | GoodNotes対応デバイスのみ |
共有のしやすさ | 簡単に共有可能 | 制限あり |
ファイルサイズ | 比較的小さい | 比較的大きい |
対応アプリ | PDFビューア、GoodNotes他 | GoodNotesのみ |
迷ったら、バックアップ容量を節約できる「PDFファイル」を選ぶと良いでしょう。
続いてバックアップ先として、「クラウドストレージ」を設定していきます。
次に「自動バックアップ」をオンにし、DropboxやGoogleドライブ、OneDriveなどのクラウドストレージを選択します。すでに持っているアカウントを使用すれば大丈夫です。
サインインをタップしたら、情報を共有する許可を与え、サインインを完了させてください。
サインインすると自動バックアップが始まります。けっこう時間がかかるので、気長に待ってください。バックアップ中でも画面を閉じたり、グッドノートでノートを作成したりしても大丈夫です。
バックアップが完了したら、しっかり保存されているか確認してみましょう。設定したクラウドストレージに「Goodnotes」フォルダが作成され、自動的にデータが保存されているはずです。
グッドノートでフォルダを作成している場合は、フォルダごとにバックアップファイルが保存されています。
今後は自動的にバックアップが作成されるので、特に操作をする必要はありません。
自動バックアップの保存先を変更する方法
グッドノートで自動バックアップの保存先を変更する方法は簡単です。
まず、「設定」メニューから「クラウドとバックアップ」を開き、現在の保存先を確認します。次に、「自動バックアップ」の設定画面で、新しいクラウドストレージ(DropboxやOneDriveなど)を選択します。
その後、サインインして新しい保存先と連携させることで、バックアップが指定したクラウドに保存されるようになります。
グッドノートのバックアップの注意点
バックアップの注意点
- グッドノートのバックアップ容量が足りない場合の対処法
- バックアップができないときの解決策
- データが消えたときの復元手順
- 保存の仕方がわからない場合の確認ポイント
- iCloud以外のクラウドを使う場合の注意点
グッドノートのバックアップ容量が足りない場合の対処法
グッドノートのバックアップ容量が足りなくなった場合、まず不要なノートやファイルを削除して容量を確保することが有効です。
次に、クラウドストレージの容量を追加購入する方法があります。
例えば、Googleドライブでは100GBの容量が月額250円で追加できます。その他、PDF形式でバックアップすることでファイルサイズを軽減する方法もあります。
これにより、バックアップ容量を効率的に管理できます。
バックアップができないときの解決策
グッドノートのバックアップができない場合、まずインターネット接続を確認しましょう。
自動バックアップはWi-Fi環境が必要な場合が多いため、接続が不安定だとエラーが発生します。
また、クラウドストレージの容量が不足していないか確認し、十分な空き容量を確保してください。
最後に、アプリのバージョンが最新であるかをチェックし、アップデートすることで問題が解決することがあります。
データが消えたときの復元手順
グッドノートでデータが消えた場合、まず最初に「ゴミ箱」を確認しましょう。削除されたノートはゴミ箱に残っている可能性があります。
それでも見つからない場合、クラウドストレージに保存されているバックアップデータから復元することができます。
まずはバックアップ先として設定したクラウドストレージで、復元したいファイルが含まれているフォルダを開いてください。
バックアップしたいファイルをグッドノートアプリで開くだけで復元できるので簡単です。
DropboxやOne Driveでの復元方法も同じです。復元したいファイルをグッドノートアプリにインポートしてください。
保存の仕方がわからない場合の確認ポイント
グッドノートの保存方法がわからない場合、まず「設定」から自動バックアップが有効になっているか確認しましょう。
自動バックアップがオフの場合、手動でクラウドストレージに保存する必要があります。保存先としてGoogleドライブやDropboxを選択しているか、設定が正しいかも重要です。
また、ファイル形式の選択にも注意し、必要に応じてPDF形式やGoodNotes形式で保存することを検討しましょう。
iCloud以外のクラウドを使う場合の注意点
iCloud以外のクラウドサービス(Googleドライブ、Dropbox、OneDrive)をグッドノートで使う場合、いくつかの注意点があります。
まず、保存容量がiCloudより少ないサービスもあるため、使用するクラウドの容量管理が重要です。また、iCloudと異なり、デバイス間のリアルタイム同期は行われません。
データの復元やアクセスが手動で必要になることがあるため、定期的なバックアップの確認が大切です。
グッドノートのバックアップ機能のまとめ
- グッドノートには自動バックアップとiCloud同期の2種類がある
- 自動バックアップはデータ復元を目的としている
- iCloud同期はリアルタイムでデバイス間のデータを更新する
- 自動バックアップの保存先はGoogleドライブやDropboxなどが選べる
- iCloud同期はAppleデバイス専用である
- 自動バックアップはクラウドストレージにアクセスすることでデータを復元できる
- PDF形式のバックアップはすべてのデバイスで閲覧可能
- GoodNotes形式のバックアップは編集可能だが、対応アプリが必要
- 保存先を変更するには設定メニューからクラウドを再設定する
- バックアップ容量が足りない場合は不要なファイルを削除するか容量を追加購入する
- バックアップができない場合は、Wi-Fi接続やクラウドストレージの容量を確認する
- データが消えた場合はゴミ箱やクラウドストレージから復元できる
- 手動でバックアップを取る場合、保存形式や保存先を確認することが重要
- iCloud以外のクラウドを使う場合、容量やリアルタイム同期の有無に注意する
- 自動バックアップを設定しておけば、データ紛失時にも安心できる